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連続鉄筋コンクリート舗装は、横方向の目地を設けず、縦横に配置した鉄筋網でコンクリート版全体を補強する高耐久性の舗装工法です。普通コンクリート舗装と異なり、目地の維持管理が不要で、優れた走行性と長期的な耐久性を実現できるため、高速道路や重交通路線で広く採用されています。施工にはスリップフォームペーバを使用した連続作業が特徴で、鉄筋の正確な配置、コンクリートの品質管理、途切れることのない連続施工の安定性が求められます。
本記事では、準備工から鉄筋設置、コンクリートの製造・運搬、スリップフォームペーバによる舗設、そして養生までの一連の作業手順を詳しく解説し、高品質な連続鉄筋コンクリート舗装を実現するためのポイントをお伝えします。
連続鉄筋コンクリート舗装は、横方向の目地を設けず、縦横に配置した鉄筋で補強する舗装工法です。普通コンクリート舗装と比較して、目地の維持管理が不要で、より高い耐久性と走行性を実現できます。施工にはスリップフォームペーバを使用した連続施工が特徴で、鉄筋の正確な配置とコンクリートの品質管理、連続作業の安定性が求められます。
ここでは、準備工から養生までの7つの工程について、具体的な施工方法と注意点を解説します。
施工に先立ち、路盤と下層(アスファルト中間層)の状態を点検します。異常が見つかった場合は、適切な処置を行ってから次の作業に進みます。
目地を必要とする場合は、目地位置の確認ができるようマーキングを行います。路盤面とアスファルト中間層の清掃を丁寧に行い、施工面を整えます。
基準となるセンサラインは5m間隔でクランプで止め、十分な緊張力を持たせて設置します。センサラインは舗設前に、線形と高さに間違いがないか再確認を行うことが重要です。このセンサラインがスリップフォームペーバの施工精度を左右します。
鉄筋は地組とし、縦方向鉄筋がコンクリート版の上面から1/3の高さになるよう配置します。鉄筋の接続は溶接と結束線で行い、鉄筋のラップ長さは30cmとします。
縦方向鉄筋の継手部は、横断方向に一列に並ばないように配置することで、強度の弱点を分散させます。縦方向の鉄筋は、横方向鉄筋の上側に配置します。
1m²あたり4~6個のチェアを用いて組み立てます。連続チェアを用いる場合は、間隔を1~2mとします。チェアは鉄筋を正確な高さに保持するための重要な部材であり、適切な数量と配置が必要です。
コンクリートの配合は、施工性が良く、肩だれが生じにくいものとします。コンクリートのスランプは3~5cmを標準とします。
コンクリートの運搬にはアジテータトラックを使用します。練混ぜから舗設までの時間は1時間30分以内とし、コンクリートの品質が低下しないよう管理します。
荷降ろしは、プレーサススプレッダを使用し、材料が分離しないように行います。
舗設済みのコンクリート版を施工機械の走行や材料・資材の運搬などに使用する場合は、それらの走行荷重に耐えるだけの強度が得られていることを確認してから使用してください。
舗設・締固め・仕上げは、スリップフォームペーバを使用して行います。コンクリートの敷均しは、過不足なく連続して均等になるように敷き均します。
スプレッダとスリップフォームペーバの間隔を適度に保ち、コンクリートの乾燥を防ぐことが重要です。コンクリートの敷均しと締固めは1層で施工し、コンクリートが鉄筋の周囲に行き渡るように締め固めます。
舗設は一定速度で連続施工とし、コンクリートの荷降ろし・敷均し・仕上がり状況に絶えず目を配ります。連続施工のため、作業の中断が品質に大きく影響するため、常に全体の状況を把握することが求められます。
仕上げは、オートフロートによりコンクリート表面を平坦に仕上げます。
平坦仕上げ後、粗面仕上げを行います。粗面仕上げは、デッキブラシや箒を使い人力で行います。粗面仕上げは、舗装面の滑り止め効果を高めるための重要な作業です。
初期養生として養生剤を散布し、水分の蒸発を防ぎます。コンクリートは乾燥が早すぎると、ひび割れが発生しやすくなるため、適切な養生が不可欠です。
コンクリートがある程度硬化したら、後期養生に移ります。後期養生では、布製の養生マットを使用してコンクリート表面を覆い、散水養生を行います。
養生期間中は、コンクリート版に過度の荷重がかからないよう注意してください。養生が不十分だと、強度不足や表面のひび割れにつながります。
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