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コンクリート舗装は、アスファルト舗装に比べて高い耐久性と荷重支持力を持ち、重交通路線や長期的な使用が想定される道路に適した舗装工法です。しかし、その施工には、コンクリートの配合管理、鉄網や鉄筋の正確な配置、適切な締固めと養生など、多くの工程で高度な技術と厳密な品質管理が求められます。一つの工程でも手順を誤ると、ひび割れや強度不足といった不具合が発生し、舗装の耐用年数を大きく損なう可能性があります。
本記事では、準備工からコンクリートの製造・運搬、敷均し、鉄網設置、仕上げ、養生、目地施工までの一連の作業手順を詳しく解説し、高品質なコンクリート舗装を実現するためのポイントをお伝えします。
コンクリート舗装工は、高い耐久性と荷重支持力を持つ舗装を構築する工程です。アスファルト舗装と比較して、施工手順が複雑で、温度や湿度などの環境条件、コンクリートの配合管理、養生期間の確保など、厳密な品質管理が求められます。特に、鉄網や鉄筋の配置、コンクリートの締固め、養生作業は、完成後の舗装品質に直結する重要なポイントです。以下では、準備工から目地施工までの9つの工程について、具体的な施工方法と注意点を解説します。
施工に先立ち、路盤と下層(アスファルト中間層)の状態を点検します。異常が見つかった場合は、適切な処置を行ってから次の作業に進みます。
型枠には鋼製(長さ4m)の型枠材を使用し、高さを合わせて平坦かつ平行に設置します。レールは22kg/mのものを使用し、高さと通りに注意しながら設置してください。
下層部の清掃を行い、バーアッセンブリを定められた位置に設置します。この準備作業を丁寧に行うことが、その後の施工品質を左右します。
コンクリートの配合は、ワーカビリティーを配慮して設定します。ワーカビリティーが得られる範囲内で、単位水量が少なくスランプの小さいものを選定することが重要です。
コンクリートのスランプは2.5cmを標準とします。スランプを調整する必要がある場合は、AE減水剤を用いて調整してください。
コンクリートの運搬には、荷台を清掃したダンプトラックを使用します。練混ぜから舗設までの時間は1時間以内とし、コンクリートの品質が低下しないよう注意が必要です。
荷降ろしは、コンクリートを均一かつ平坦性を保つため、バックホウを使用して行います。荷降ろしの際は、コンクリートが落下しないよう注意し、型枠やバーアッセンブリを傷つけないよう丁寧に作業を進めます。
アスファルト中間層に石粉を塗布した後、下層コンクリートの施工を行います。敷均しにはコンクリートスプレッダを使用し、コンクリートの全面が均一な密度になるよう作業を進めます。
この段階での密度のばらつきは、完成後の舗装強度に影響するため、慎重な施工が求められます。
下層コンクリート施工後、すぐに鉄網と縁部補強鉄筋を設置します。鉄網と縁部補強鉄筋は、コンクリート上面から1/3程度の位置に敷設することが標準です。
鉄網の継手は重ね継手とし、結束線でしっかりと結束します。鉄網の位置が適切でないと、ひび割れ防止効果が十分に発揮されないため、正確な配置が重要です。
上層コンクリートの敷均しは、下層コンクリート敷均しに準じて行います。敷き均したコンクリートは、コンクリートフィニッシャを使用して締固めを行い、所定の高さに荒仕上げを行います。
コンクリートの締固めは、コンクリート全層を1層で締固めることが基本です。必要に応じて、振動目地切り機械による打込み目地の施工を行います。
コンクリートの表面は、コンクリートレベラを使用して平坦に仕上げます。その後、人力で平坦仕上げを行い、表面の小波を消していきます。端部はコテ仕上げを行います。
平坦仕上げ後、粗面仕上げを行います。粗面仕上げはブラシや箒を使い、人力で行います。粗面仕上げは、舗装面の滑り止め効果を高めるための重要な作業です。
初期養生として養生剤を散布し、水分の蒸発を防ぎます。コンクリートは乾燥が早すぎると、ひび割れが発生しやすくなるため、適切な養生が不可欠です。
コンクリートがある程度硬化したら、後期養生に移ります。後期養生では、布製の養生マットを使用してコンクリート表面を覆い、散水養生を行います。
養生期間中は、コンクリート版に過度の荷重がかからないよう注意してください。養生が不十分だと、強度不足や表面のひび割れにつながります。
コンクリートが硬化したら、型枠を取り外し、目地施工を行います。コンクリートカッターを使用して、所定の位置と深さにコンクリートを切断し、目地溝を設けます。
目地溝を清掃し、十分に乾燥させてからプライマーを行います。注入目地材を使用して、目地溝に注入します。目地施工は、温度変化によるコンクリートの伸縮を吸収し、ひび割れを防ぐための重要な工程です。
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